中標津町で唯一の本場讃岐うどん専門店「むらかみうどん」。開店当初より同じ味わいを提供する唯一のメニューながら、注文数が少ないのが「きつねうどん」だ。「きつね」の発祥は大阪と言われ、関西では最もポピュラーなうどんではあるが、うどんできつねといえば「赤い◯◯◯」しか食べたことがないという読者も多いのでは?むらかみうどんの「きつねうどん」を食べてみた。
上質な日高昆布、厳選した雑節3種類、鹿児島産の本節を使用し、毎朝丁寧にとる本物にこだわった出汁。道産小麦100%のコシのあるしっかりとした麺、その上に3枚の肉厚な油揚げ「きつね」が存在を示す。
ふっくらと大きな「きつね」にしたかったという、店主が選んだのは中標津町小林食品の油揚げ。それをただうどんにのせるだけではなく、特製の出汁、ざらめ、醤油、みりんで甘めに味付けし、一晩寝かせてしっかりと味を染み込ませる。手間ひまかけて作られた「きつね」は、まずは甘みが広がるが、甘みの中に出汁の旨味がしゅんでおり、噛むごとに溢れ出す。
「きつねうどん」は油揚げがのっているだけのうどんだと、 侮るなかれ、侮れば道はなし。
きつねうどん(温・冷) 950円
店舗情報
むらかみうどん |HP|
TEL 0153-77-9977
営業時間 11:00〜15:00
定休日 水曜日・不定休
標津郡中標津町東2条北1丁目1-1